特に紫外線が強いのは、5月~9月ですが、実際は1年中紫外線は降り注いでいて、肌が日焼けをするように、目も日焼けをします。
日本では、サングラス=ファッションアイテムというイメージが強いですが、海外では紫外線から目を守るために、子どもでもサングラスを着用するのが当然という国もあるんですよ。
目の日焼けによるトラブル
紫外線というと、シミやしわなど肌を老化させる原因のひとつなので、みなさん当然のように日焼け対策をしていることと思いますが、実は目も日焼けをします。
肌のように目に見えて日焼けしたことがわかるわけではありませんが、多量の紫外線を浴び続けることで、後々、様々なトラブルが発生します。
- 目の充血
- 異物感
- まぶしさを強く感じる
- 涙が止まらない
- ドライアイ
- 角膜炎・・・角膜に炎症が起こり、悪化すると視力障害を発症する
- 白内障・・・水晶体が濁って視力が低下し、視界がぼやける
- 黄斑変性症・・・視界がゆがんだり、目が見えなくなったりする
日焼け止めを塗ることができない目に、最も有効な紫外線対策が「サングラス」です。

サングラスを選ぶ時のポイント
紫外線(UV)カット機能が付いているかどうか
サングラスを選ぶ時は、紫外線(UV)カット機能つきのサングラスかどうかをしっかりチェックしましょう。
「レンズに色が付いていれば紫外線をカットできる」
「色が濃ければ濃いほど紫外線をカットできる」と、思いがちですが、実は色は紫外線カットと直接的な関係はありません。
それどころか、紫外線カット機能が付いていない濃い色のサングラスは、目には逆効果!
人は目から入る光の量を調節するために瞳孔の大きさを変化させていますが、目は暗いところでは瞳孔が開きます。
濃い色のサングラスをかけると瞳孔が開くため、紫外線のダメージをより多く受けてしまうのです。
サングラスの表記 をチェック
紫外線をカットできるサングラスには「紫外線透過率」の表記があります。
【紫外線透過率】
数値が低いほど、紫外線カット効果は高いということになります。
例えば、「紫外線透過率1.0%以下」と表記されているサングラスなら、紫外線を99%以上カットできるという意味です。
中には、「紫外線カット率」で表記されている場合もあります。
紫外線透過率と紫外線カット率を混同しないよう注意してくださいね。
【可視光線透過率】
可視光線透過率とは、光を通す割合のことで、数値が低くなるほど光をカットし、高くなるほど光を通すという意味です。
例えば、「可視光線透過率10%」と表記されているサングラスは、光をほとんど通さないため、使いにくく、運転時には着用できません。

レンズの色。人気カラーは?
【ブラウン】
肌の色に近く顔になじみやすいので人気があります。
まぶしさ防止に加えて、コントラストを高める効果があり、明暗の差が見やすいのが特徴。
曇りの日のドライブや、ゴルフなどに最適です。
【グレー】
まぶしさ防止効果が高く、どんな服の色にも合わせやすいので人気があります。
光を平均的にカットするので見え方が自然なのが特徴。
日差しの強い日や、マリンスポーツに最適です。
【クリア】
実は普通のメガネのようなクリアレンズでも、紫外線カット機能が付いているものがあります。
色付きのサングラスに抵抗がある人にオススメです。
レンズの大きさとデザイン
自分の眉のラインと、フレームのラインが合うとサングラスが顔に馴染みやすくなります。
眉がちょうど隠れるくらい、眉頭とフレームが重なるくらい、少し眉毛が覗くくらいがベストなバランスです。
丸みを帯びたデザイン、細めの華奢なテンプルは、女性らしく見えますよ。

レンズの機能で選ぶ
【調光レンズ】
外ではカラーが濃くなり、室内ではクリアに近くなるレンズで、紫外線や温度に反応して、レンズのカラー濃度が変わります。
室内では普通のメガネとして、屋外ではサングラスとして使用できる一石二鳥のレンズ。
【偏光レンズ】
反射した光で目が眩むことありますよね。
そんな水面のギラつきや、車のフロントガラス、道路の照り返しなどの乱反射をカットしてくれるのが偏光レンズです。
夏のドライブや、釣り、サイクリングなどに適しています。
【ミラーレンズ】
鏡のような反射加工を施したクールでかっこいいレンズ。アスリートがよく着用しているのを見ますよね。
反射加工がしてあるため、紫外線保護効果も実は高いのが特徴。
ただ、後ろから(レンズ裏側)から入った光は、顔に反射してしまうので注意!
まとめ
まぶしさ防止だけでなく、紫外線による目のトラブルも防いでくれるサングラス。
日焼け止めと同じように、夏の必須アイテムにしたいですよね。
紫外線カット効果が高いほど、またレンズの性能が良くなるほど、当然ながら金額は高くなる傾向にあるので、店員さんと相談しながらライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。