ドバイと聞くと「お金持ち」とか「セレブ」なんて言葉が浮かびますよね。
認知度は高いけれど、どのような国かご存じですか?
今や、日本だけでなく世界中から注目されている人気上昇中の旅行先のひとつとなっているドバイを紹介します。
ドバイはどんな国?
ドバイは国ではなく首長国です。
アラビア半島東部の7つの首長国からなる連邦国家が、アラブ首長国連邦(UAE)で、ドバイはその7つの首長国のひとつです。
1971年にイギリスから独立しました。
【アラブ首長国連邦(UAE)に属する首長国】
- アブダビ(首都)
- ドバイ
- シャルジャ
- アジュマーン
- ウムアルカイワイン
- ラスアルハイマ
- フジャイラ
首都・アブダビに次ぐアラブ首長国連邦第2の中心都市がドバイです。
面積・人口
ドバイの面積は3,885㎢。埼玉県と同じくらいの大きさです。国土の大部分が砂漠です。
人口は、約298万人(2017年推定)で、茨城県の人口と同じくらいです。
気候
亜熱帯性乾燥気候のため年間を通して雨が降ることは稀で、季節は、夏季(4月~10月)と冬季(11月~3月)の2季です。
夏季、特に暑い7月・8月は、最高気温が40度、50度を超えることもあります。雨が全く降らないにも関わらず、海が近いため湿度が高く蒸し暑いです。
冬季は、平均気温が20度~30度で過ごしやすく、最も気温が低くなる1月の最低気温は10度前後です。
急成長を遂げたドバイ
今でこそ、大都市のドバイですが、1990年代は何もなく砂漠が広がっているだけの町でした。
ドバイ沖の海底油田で経済成長を遂げますが、ドバイの油田は産出量が少なく数十年で枯渇することがわかっていました。
そのため、1971年にイギリスから独立した後は「原油に依存しない国づくり」として「世界一の観光地を目指す」ことを目標に、とにかく世界一にこだわった建築物を作り始めたのです。
この試みは成功し、ドバイは数多くの「世界一」を持つ誰もが知る人気の観光地になりました
見どころ盛りだくさんのドバイ
ブルジュ・ハリファ
全高828m、206階建て。ドバイの象徴となっている高さ世界一のタワー。展望台の高さも世界一。料金の高さも世界一です。
ブルジュ・アル・アラブ
海の上に作られた人工島に建つ5つ星の最高級ホテル
ドバイ・マリーナ
世界有数の面積を誇る人口マリーナ。最も目を引くカヤンタワーは、地上から頂上にかけ90度ねじれた建物。ねじれ構造の高層ビルとして、高さ世界一を誇ります。
ドバイ・ファウンテン
30分間隔で行われる有名な噴水ショー。
何回見ても見飽きません。必見です。
ドバイ・モール
世界最大中のショッピングモール。
東京ドームが23個入ってしまうほどの広さがあり、モール内には、約1,200店舗が出店。ドバイモール内1階には、世界最大の水槽を持つ水族館があります。
デザートサファリ
ツアーのなどで体験できるドバイならではの砂漠のアクティビティ。砂漠をドライブすたり、ラクダに乗ったりとアラビアンな体験ができます。
アクアベンチャー・ウォーターパーク
中東・ヨーロッパ圏でNo.1のウォーターパークです。
ドバイ・ミラクルガーデン
「世界最大の垂直庭園」としてギネスに認定されました。
ドバイに行くときに注意すること
日本からドバイまでは飛行機でおよそ10時間。
高級・セレブのイメージの強いドバイですが、比較的リーズナブルな旅行も可能であること、中東の中でも群を抜いて治安が良いことから日本人の観光客も増えています。
ただ、注意すべきは、アラブ首長国連邦はイスラム教であるという点です。
ドバイは、非イスラム教徒の外国人が多く住んでいることもあって、他の首長国と比較してイスラム色は薄く、宗教的制約も少ないとは言われていますが、日本と同じような感覚で過ごしてしまうと逮捕されてしまうこともあるため注意が必要です。
まとめ
2020年のドバイ国際博覧会(ドバイ万博)にむけて、さらに高いタワー「ドバイ・クリーク・タワー」を建設中というから驚きです。
世界一にこだわる「ドバイ」から、目が離せませんね。