お盆休みは、帰省してお墓参りをする人はもちろん、学校は夏休み中ということもあり、家族で海外旅行に行く人も多いのではないではないでしょうか。
連休中というのは「空き巣被害」が急増することをご存じですか?
その中でも、帰省や海外旅行で、数日間家を空ける確率が増えるお盆休みは、泥棒にとって稼ぎ時。
お盆休み中の計画を立てたり、準備する時間はとても楽しいですが、「防犯対策」も忘れずにしておいてほしいなと思います。
戸締まり
そんなの当たり前にやってるし!とお叱りを受けそうですが、家を出た後に「あれ?!鍵閉めたっけ?」と不安になった経験をした人も多いのではないでしょうか。
実は、空き巣被害の侵入方法で最も多いのは「無施錠」だそうです。
一度、不安になってしまうと、旅行中も気が気じゃないですよね。
思う存分楽しめなくなってしまいますから、しつこいくらいしっかり確認しましょう。
換気のために開けっ放しにしている小窓はありませんか?
長期間、家を空ける時に、嫌なニオイがこもらないようにと敢えて換気口として開けておくという人もいますが、防犯面を考えると危険です。
人は入れなくても、何か投げ込まれたり、放火される可能性もあるからです。
カーテンを開けるか閉めるか問題
薄いレースのカーテンはもちろん閉めておきますが、問題は、もう1枚の分厚いカーテンの方です。
少しでも外から家の中の様子がわからない方がいいのでは?と、分厚いカーテンまでしっかり閉めたくなりますが、昼間に分厚いカーテンを閉めきっているのはどう見ても不自然で、当分帰宅しないことを泥棒に知らせることにもなります。
できるだけ閉めて行きたいという人は、閉め切らずに少しだけ開けておきましょう。
「誰かいるのかも・・・」と思わせることは、防犯対策に有効だからです。
しかし、夜に分厚いカーテンも閉めずに、真っ暗でも、これまた留守だと知らせてるようなもの。
タイマーで照明のスイッチを自動でオン・オフにできるグッズもあるので活用するのもいいと思います。
電気代が気にならないのであれば、一部屋だけ電気を付けたままにしたり、ラジオをつけっぱなしにして出かけるという方法もあります。
SNSに注意!
最近の空き巣は、効率的に留守宅を探すため、TwitterなどのSNSも活用するといいます。
SNSは気軽に発信できるのがウリではありますが、個人情報の宝庫。
過去の画像や書き込みをさかのぼれば、撮影場所の位置情報を割り出し自宅を特定されたり、家族構成や生活スタイルまでわかってしまいます。
テンションが上がって、「これから×日まで〇〇に旅行に行ってきまーす」「今、△△中でーす」などと、つぶやきたくなりますが悪用されることもあるので注意しましょう。
新聞は配達停止の連絡を
長期間家を空けていると、新聞がどんどんポストに溜まり、長期間留守だと気づかれてしまいます。
また、家の中で倒れているのではないか・・・と近所に不要な心配をかけてしまうかもしれません。
新聞は、連絡すると配達を止めてくれるので連絡しておきましょう。
ただ「○日から○日まで、△△に旅行に行くので新聞を止めてください」などとは間違っても言わないように。
「事情があり1週間ほど新聞を止めてください」など詳細は伏せ、曖昧にしておいたほうがよいでしょう。
新聞屋さんを疑うことはしたくはありませんが、どこから漏れるかわからないからです。
郵便物も配達停止できます
普段から郵便物が多いという人や、何週間も家を空けるという場合は、郵便物も配達停止の連絡をしておいてもよいかもしれません。
不在届を提出すれば、家族全員分の郵便物を局に保管してくれ、保管期間満了日の翌日にまとめて配達してくれます。
「不在届」は郵便局にも置いてありますし、日本郵便のホームページからダウンロードして印刷することもできます。
不在届を提出する時は、身分証明書が必要なので、忘れずに持っていきましょう。
まとめ
出かける前は準備に忙しく、家の防犯対策は後回しになってしまいがちですよね。
いい気分で帰宅したら大惨事!なんてことにならないよう十分注意しましょう。
空き巣は、目立たず手早く盗みを行いたいので、ちょっと防犯面に気を遣っているなとわかる家を避ける傾向にあり、入るのに手間がかかるとわかった瞬間、諦めることもあります。
長期間留守にするときだけでなく、普段から防犯対策しておくことをオススメします。