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春のお彼岸っていつからいつまで?なにをするの?お盆とどう違うの?

春のお彼岸ってよく聞きますが、子供に「ママ、おひがんってなあに?」と聞かれて、詳しく説明できない自分がいました。・・・(^^;)

ということで春のお彼岸について、調べてみました。

◆春のお彼岸と秋のお彼岸って?

お彼岸は仏教における概念から一般化したものです。仏教では、ご先祖様がいるところを彼岸と名付けています。
そして現世は煩悩であふれており、人々は苦しみながら暮らしていると見なしています。

誠実に修行を行うことで悟りをひらけば、苦しみから解き放たれて彼岸に行けると考えられているのです。

方向的には西にあると信じられているため、真西に太陽が沈む日は仏教では特別視されています。
1年のなかで彼岸との関係性が著しく強まる時期であり、ご先祖様の供養が行われるようになりました。

この儀式こそが春のお彼岸と秋のお彼岸に他なりません

 

◆春の彼岸とは? いつからいつまでなの?

1年のなかで真東から昇ってた太陽が真西に向かう日は2回です。
言い換えると、この日は昼と夜が同じ長さの時間になります。
春の場合は春分の日という祝日になっているので、その日だけをお彼岸だと感じ違いする人が見受けられます。

しかし、春のお彼岸はその日を挟んで前後に3日間あるのです。
すなわち、すべて合わせると7日間あることになります。

そのうち初日は彼岸入りといい、最終日は彼岸明けと呼ばれています。
公転の都合により、彼岸の日はずれてしまいます。

たとえば2020年は3月20日が春分の日でその前後3日を入れて1週間がお彼岸です。

 

◆春のお彼岸にはなにをするの

春のお彼岸にはご先祖様の供養をします。
親族が集まって中日の周辺の日にお墓参りにいくのが定番です。
7日間あるのは、その予備日というわけでないので注意しましょう。

実は1日ごとに意味が与えられているのです。
たとえば、中日はご先祖様に感謝の念を届ける日であると考えられています。

お墓参りの日程は中日が適しているといわれる理由です。
それ以外の6日間は、善いことと悪いことをしっかりと区別して暮らしていけるように精進する期間となっています。
6つの取り組みがあるので、それを実践する姿勢で臨むことがご先祖様への礼儀にもなるのです。

◆お彼岸とお盆の違いは?

お盆はお彼岸と混同されやすいですが、両者の意味は大きく異なることを知っておきましょう。
お盆の由来は、お釈迦様の関係者が死後の世界で辛い目にあっていたときに助けてあげたことに関係しています。

多くの供え物をして、さらに読経により供養をしてあげたという言い伝えがあるのです。
そのときの思想からご先祖様に感謝を表現する期間として広まっていきました。
お盆は年に2回もあるわけではなく、一般的には8月13日から16日ごろを指します。
昔はろうそくを使って供養するのが一般的でしたが、現代社会ではいろいろな形で行われています。

 

◆「ぼたもち」と「おはぎ」のどう違うの?

ぼたもちとおはぎはお彼岸の必需品ですが、両者の違いが分からないという人もいるでしょう。
春と秋もどちらも、あんこの入ったお餅を用意するのが一般的になっています。
両者がそれらに該当し、実は季節によって呼び方が別のものに変わるだけです。
ちなみに春の呼び方が「ぼたもち」秋の呼び方が「おはぎ」となっています。

どちらも花の名称から名付けられたもので、ぼたもちは「牡丹」を指しておはぎは「萩」に由来しています。
あえて違いを挙げるのであれば、季節によってあんこのテイストが変わることぐらいです。
収穫時期が異なれば、柔らかさにも違いが生じるのは当然だからです。

◆まとめ

春のお彼岸は7日間。中日にお墓参りをするのが良いとされていて、6つのきまりごともあるということ。
お盆は夏の期間。そしておはぎやぼたもちは季節によって呼び名がかわるということです。
日本人なのに、改まって聞かれると、あやふやなことってまだまだありますね。