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【東京オリンピック】聖火が日本に到着するのはいつ?聖火リレーのスケジュール。

オリンピックの象徴でもある「聖火」。

いつどうして始まったのかご存じですか?

聖火の歴史と、2020年、東京オリンピックの聖火リレーのスケジュールについて調べてみました。

聖火の歴史

聖火の起源は古代ギリシア時代にさかのぼります。

ギリシア神話では、プロメテウスという神が「天界の火」を神々の元から盗んで人類に「火」を与えたとされ、火は神聖なものと考えられていました。

神々を崇める祭典であった「古代オリンピック」の期間中に、開催地のオリンピアで「聖なる火」を灯したのが聖火のはじまりといわれています。

古代ローマのギリシャ征服で、終焉を迎えた「古代オリンピック」ですが、1896年、古代ギリシャの首都でもあった「アテネ」で「近代オリンピック」としてよみがえりました。

聖火台が設置され、聖火を灯すようになったのは、1928年の第9回アムステルダムオリンピック

初の聖火リレーが行われたは、1936年の第11回ベルリンオリンピックです。

聖火リレーの最終ランナー

聖火台に火を灯す最終ランナーは、開催国のメダリストや、有名なスポーツ選手であることがほとんどです。

最終ランナーは、聖火台へ向かって走り、トーチから聖火台に直接火を移すことが一般的でしたが、近年は様々な仕掛けが施されるようになりました。

最終ランナーも仕掛けも、当日までは秘密とされていることもあり、ワクワクする瞬間ですよね。

ちなみに、これまで日本で開催されたオリンピックの最終ランナーは、この方たちです。

1964年 東京オリンピック

400mと1600mリレーで強化選手に指名され、五輪出場を期待されていた坂井義則さんです。

代表選考会で敗退し、選手として出場はできませんでしたが、オリンピックは「平和の祭典」であり、東京大会は、敗戦からの復興を世界に示す大会でもあったため、広島への原爆投下の日に広島県で生まれた彼が、最終ランナーに選ばれました。 

1972年 札幌冬季オリンピック

当時高校1年生だった高田英基さんです。

最終ランナーは、開催国の有名なスポーツ選手が選ばれることが多い中、札幌大会は「将来性のある若者」として、市内の高校生の中から選ばれました。
史上最年少の最終ランナーでした。


1998年 長野冬季オリンピック  

1992年アルベールビル冬期オリンピック、フィギュアスケート女子シングル銀メダリストの伊藤みどりさんです。

1989年に国際試合で、女子選手初のトリプルアクセルを成功させたことでも有名ですね。

そのジャンプの高さと幅、スピードに世界を驚愕させた伝説のスケーターです。

聖火リレーのスケジュール

聖火が日本に到着するのはいつ?

まずは、3月12日(木)に古代オリンピック発祥の地、オリンピアにあるヘラ神殿跡で、聖火を採火する儀式が行われます。

採火した聖火は、第一走者に引き渡され、ギリシャ国内を8日間かけてリレーした後、オリンピック委員会から開催国へ聖火を引き継ぐセレモニーが行われ、オリンピック開催国、日本へと運ばれます。

聖火が日本に到着するのは、3月20日の金曜日。

宮城県の航空自衛隊松島基地に到着予定です。

日本に到着後は、3 月20 日~3 月25 日まで、宮城県、岩手県、福島県に「復興の火」として展示されます。

「復興の火」展示場所 

  • 3月20日(金)宮城県石巻市 ・石巻南浜津波復興祈念公園
  • 3月21日(土)宮城県仙台市 ・仙台駅東口エリア
  • 3月22日(日)岩手県  三陸鉄道・SL銀河(宮古駅~釜石駅~花巻駅)
  • 3月23日(月)岩手県大船渡市 ・キャッセン大船渡エリア
  • 3月24日(火)福島県福島市 ・福島駅東口駅前広場
  • 3月25日(水)福島県いわき市 ・アクアマリンパーク

聖火リレーが始まるのはいつ?

日本で聖火リレーが始まるのは、3月26日(木)

福島県楢葉町・広野町の「ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジ」からスタートし、121日間かけて全国47都道府県を巡ります。

【3月】

  • 3月26日~3月28日・・・福島県
  • 3月29日~3月30日・・・栃木県
  • 3月31日~4月1日・・・群馬県

【4月】

  • 4月2日~ 4月3日・・・長野県
  • 4月4日~4月5日・・・岐阜県
  • 4月6日~4月7日・・・愛知県
  • 4月8日~4月9日・・・三重県
  • 4月10日~4月11日・・・和歌山県
  • 4月12日~4月13日・・・奈良県
  • 4月14日~4月15日・・・大阪府
  • 4月16日~4月17日・・・徳島県
  • 4月18日~4月19日・・・香川県
  • 4月20日~4月21日・・・高知県
  • 4月22日~4月23日・・・愛媛県
  • 4月24日~4月25日・・・大分県
  • 4月26日~4月27日・・・宮崎県
  • 4月28日~4月29日・・・鹿児島県

【5月】

  • 5月2日~5月3日・・・沖縄県
  • 5月6日~5月7日・・・熊本県
  • 5月8日~5月9日・・・長崎県
  • 5月10日~5月11日・・・佐賀県
  • 5月12日~5月13日・・・福岡県
  • 5月14日~5月15日・・・山口県
  • 5月16日~5月17日・・・島根県
  • 5月18日~5月19日・・・広島県
  • 5月20日~5月21日・・・岡山県
  • 5月22日~5月23日・・・鳥取県
  • 5月24日~5月25日・・・兵庫県
  • 5月26日~5月27日・・・京都府
  • 5月28日~5月29日・・・ 滋賀県
  • 5月30日~5月31日・・・福井県

【6月】

  • 6月1日~6月2日・・・石川県
  • 6月3日~6月4日・・・富山県
  • 6月5日~6月6日・・・新潟県
  • 6月7日~6月8日 ・・・山形県
  • 6月9日~6月10日 ・・・秋田県
  • 6月11日~6月12日・・・青森県
  • 6月14日~6月15日・・・北海道
  • 6月17日~6月19日 ・・・岩手県
  • 6月20日~6月22日・・・宮城県
  • 6月24日~6月26日・・・静岡県
  • 6月27日~6月28日・・・山梨県
  • 6月29日~7月1日・・・神奈川県

【7月】

  • 7月2日~7月4日・・・千葉県
  • 7月5日~7月6日・・・茨城県
  • 7月7日~7月9日・・・埼玉県
  • 7月10日~7月24日・・・東京都

まとめ

聖火リレーは、有名人というイメージが強いですが、一般人も参加できます。

まさに今、聖火ランナーを一般公募中で、応募期間は8月31日(土)まで。

1名あたりの走行距離は、約200mなので、走るのが得意でない人も応募しやすいですね。興味がある人はぜひ応募してみてくださいね。