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【とにかく】の語源・由来って?ともかくとの違いもご紹介!

普段使っている「とにかく」という言葉。

皆さんは、「とにかく」の語源や由来をご存知でしょうか♪

今でも使われている言葉ですが、意外と歴史ある単語でもあるんですよ(*–`ω´–*)

今回は、「とにかく」という言葉の

  • 意味
  • 語源・由来
  • 「ともかく」との違い

についてご紹介します♪

ある有名な小説家もたくさん使っていた言葉なので、ぜひチェックしてみてくださいね!

とにかくの意味とは?

とにかくの意味は、

「なにはともあれ」

「さておき」

といった意味です!

皆さんが普段使っている意味合いと同じですよね♪

漢字では、

「兎に角」と書きますよ♪

うさぎに角…。

なぜ、このような漢字で表記するようになったのか不思議ですよね><

とにかくの語源・由来についてご紹介!

とにかくは、「兎角」を真似た当て字から由来しており、仏教語の「兎角亀毛」からきていると考えられています。

ちなみに「兎角亀毛」は、

ありえないさま

といった意味合いがあります。

うさぎの角や亀には、毛がありませんよね。

「兎角亀毛」は、実際には存在しないというところから生まれた言葉です。

「兎に角」と「兎角亀毛」の意味は関係がない

意味を考えるとわかると思いますが、「兎に角」と「兎角亀毛」は、実際に意味が噛み合わないんですよね。

このことから、「兎に角」は、「兎角亀毛」の漢字を拝借してできたのでは?と考えられています。

副詞が組み合わさってできた「とにかく」

とにかくの「と」は

「そのように」

とにかくの「かく」は

「このように」

という意味を指す副詞。

「とにかく」という言葉は、副詞が組み合わさってできた単語なんですね!

最初の「とにかく」の意味で紹介した通り、今では、「なにはともあれ」という意味で使われていますが、昔は、

「あれこれと」

「なんやかんや」

といった意味で使われていたと言われています!

「兎に角」は夏目漱石がよく使っていたと言われている

「兎に角」は、日本の小説家である有名な夏目漱石がよく使っていたことで、広く知られるようになったと言われています!

夏目漱石は、慶応から大正時代の人物ですが、「とにかく」という言葉は、かなり昔からある言葉。

平安時代から江戸時代までは、「とにかくに」という形で使われていたそうですよ(*–`ω´–*)

似ている言葉の「ともかく」と「とにかく」の違いは?

似ている言葉で「ともかく」という言葉もありますよね!

「ともかく」と「とにかく」の違いを比べてみました♪

漢字では「兎も角」と書く

漢字では、「兎に角」と一緒で、

ともかくも

「兎も角」と書きます!

「ともかく」の意味は?

ともかくの意味は、

  • いろいろな事情はさておき
  • なににしても
  • とにかく

という意味があります!

意味に「とにかく」が含まれているので、同義語なんです♡

ですが、「とにかく」と「ともかく」ってちょっとしたニュアンスの違いがありますよね!

「とにかく」と「ともかく」は前文の有無によって違いが出る

「とにかく」は、前文がなくても自然と使えるのが特徴です!

例えば、

「とにかくやってみよう!」

これで十分自然な文章になります!

一方で、「ともかく」は、前文があることで、使いやすくなります。

「ともかくやってみよう!」

これでは、違和感がありますが、

「結果がどうなるかわからないけど、ともかくやってみよう!」

上の文章なら自然になりますよね♪

「とにかく」は「ともかく」よりも少し強引な印象

前文がなくても使える「とにかく」は、「ともかく」に比べると少し強引な印象があります。

「とにかく」は、考えを述べずに使えるので、使いやすいのですが、相手には、ちょっとした威圧感が与えてしまうことも。

「ともかく」を使うには、ワンクッション文章が入るので、優しい印象を与えることができます。

同じ意味ですが、ちょっとしたニュアンスの違いがあるのが日本語の面白いところですよね♪

まとめ:「とにかく」は歴史ある単語!語源や由来が面白い!

いかがでしたでしょうか。

今回は、「とにかく」という言葉の

  • 意味
  • 語源・由来
  • 「ともかく」との違い

についてご紹介しました♪

今でも使っている「とにかく」という言葉ですが、「とにかくに」という形で平安時代から使われていたのは、とてもおもしろいですよね!

しかも、有名な小説家の夏目漱石がよく使っていたのも驚きでした♪

ちょっとした雑学として、ぜひ今回の記事を覚えていただけましたら嬉しいです(*–`ω´–*)