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【贔屓(ひいき)】の語源・由来!類義語や対義語もご紹介

みなさんは「贔屓(ひいき)」という言葉の語源・由来をご存知でしょうか。

意味はなんとなくわかるけど、語源・由来まで知っている人はなかなかしないかもしれません♪

今回は、贔屓(ひいき)の

  • 意味
  • 語源・由来
  • 同義語・類義語
  • 四字熟語やことわざ

についてご紹介します!

普段使っている言葉の語源や由来を知る機会ってなかなかありませんよね><

ぜひ、この機会にお楽しみいただけたら嬉しいです♪

贔屓(ひいき)の意味とは?違う読み方も

早速ですが、贔屓(ひいき)についてご紹介します!

贔屓(ひいき)は、

  • 気に入ったものに援助や肩入れをする
  • 気に入ったものを特に可愛がること
  • 引き立てること

といった意味があります!

みなさんが普段使っている意味とだいたい同じかと思います♪

「贔屓(ひいき)」のもともとの読み方は違ったらしい

ちょっと難しい漢字を使う「贔屓」ですが、もともとの読み方は、

「ひいき」ではなく「ひき」だったのだそう!

ちなみに「贔屓」は、もともと中国語なんですよ♪

時間が経つにつれて、長音変化して「ひき」から「ひいき」に変わったと考えられています!

贔屓(ひいき)の語源・由来についてご紹介!

贔屓(ひいき)には、語源・由来が2つあると言われています。

  1. 贔と屓を分けて考えられた語源・由来
  2. 中国の伝説上の生き物「龍生九子」から

以下では、それぞれの語源・由来を詳しく解説していきますね!

贔と屓を分けて考えられた語源・由来

贔屓の「贔」は、貝を3つ重ねてできた漢字ですよね!

貝は、昔、財貨や貨幣として使われていたので、「贔」という漢字には、「重い荷を背負う」という意味合いを持ちます。

贔屓の「屓」は、「鼻息を荒くする」という意味合いがあります。

特に力が入るときに使われる言葉です。

よって、二つの漢字を繋げて作られた「贔屓」は、

「鼻息を荒くして力む」「力を込める」という意味で使われ、

転じて

  • 「特定の人を助けるために力を入れる」
  • 「気に入ったものに援助や肩入れをする」

という現在使われている意味になったと言われています!

中国の伝説上の生き物「龍生九子」から考えられる語源・由来

贔屓の語源・由来の2つ目は、中国の伝説上の生き物である「龍生九子」からきているという説。

龍生九子は、漢字の通り、龍が産んだ9匹の子供のこと。

そのうちの1匹が「贔屓」だったそうで、この贔屓は、重いものを支えることを好んでいました。

そのことにより、中国の石碑の装飾のモチーフに取り入れられています。

そこから、「重たいものを支えながら力添えをする」といった行為を「贔屓」と表現するようになり、転じて、今使われている贔屓の意味になったと言われています!

贔屓(ひいき)の同義語・類義語って?

贔屓の同義語・類義語として

  1. 愛顧(あいこ)
  2. お引き立て(おひきたて)
  3. 支持(しじ)
  4. 厚遇(こうぐう)
  5. 眷顧(けんこ)

などが挙げられます♪

どれも贔屓と同じ意味合いですが、こまかな意味も含めて、それぞれの言葉について使い方など、以下で解説していきます!

贔屓(ひいき)の同義語・類義語1:愛顧(あいこ)

愛顧(あいこ)の意味は、「目をかけること」

普段は、なかなか使わない言葉ですが、「ご愛顧賜りますよう」という形ではよく聞き馴染みがありますよね!

贔屓(ひいき)の同義語・類義語2:お引き立て(おひきたて)

お引き立て(おひきたて)は、ビジネスシーンでよく使われる言葉です!

主に、取引先や顧客に対して使います。

意味は、「ひきたてること、ひいきすること」です!

贔屓(ひいき)の同義語・類義語3:支持(しじ)

支持(しじ)も贔屓(ひいき)の同義語・類義語です!

支持(しじ)には、「ささえること、後押しすること」という意味があります。

「〇〇さんを支持する」といった使い方もよくしますよね。

贔屓(ひいき)の同義語・類義語4:厚遇(こうぐう)

厚遇(こうぐう)には、「手厚くもてなすこと」といった意味があります!

普段じゃなかなか使わない言葉ですよね><

贔屓(ひいき)の同義語・類義語5:眷顧(けんこ)

眷顧(けんこ)には、「特別に目をかけること」という意味があります。

「眷顧にあずかる」「眷顧にこうむる」などと使います♪

贔屓(ひいき)の対義語は?

それでは、贔屓の対義語についてご紹介します!

贔屓の対義語は、

  • 公正(こうせい)
  • 平等(びょうどう)

どちらも「誰に対しても公平に扱う」「全ての人を差別なく待遇する」といった意味があります。

贔屓(ひいき)を使った四字熟語やことわざを5つご紹介!

贔屓を使った四字熟語やことわざは、主に5つあります!

  1. 贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)
  2. 判官贔屓(ほうがんびいき)
  3. 依怙贔屓(えこひいき)
  4. 贔屓偏頗(ひいきへんば)
  5. 身内贔屓(みうちびいき)

以下では、それぞれの意味をご紹介します!

贔屓の引き倒し(ひいきのひきたおし)

「贔屓の引き倒し」は、ことわざです!

意味は、「ひいきの度が越えて、逆にその相手を不利にすること」。

贔屓をし過ぎると、周りからの反感を買って、かえってその人の迷惑になるということから生まれたことわざなんですよ♪

また、贔屓は、昔、「ひき」と読んでいたので、引き倒しの「引き」とかけてできたそうですよ(*–`ω´–*)

面白い由来ですよね!

判官贔屓(ほうがんびいき)

判官贔屓(ほうがんびいき)の意味は、「第三者が不遇な者や弱者に同情すること」。

由来は、源義経が「九郎判官」と呼ばれていたことからきていると言われています。

大活躍していた源義経の結末に同情したところから「判官贔屓」という言葉が生まれたそうです!

依怙贔屓(えこひいき)

依怙贔屓(えこひいき)の意味は、「他よりも特にその者に目をかけること」「公正でないこと」。

江戸時代初期から使われていた四字熟語です!

「依怙(えこ)」には、もともと「頼ること」「頼りにすること」という意味がありましたが、中世頃から「頼りとする者を支援する」という意味で使われるようになり、転じて「一方だけを肩入れする」という意味になったそうです♪

贔屓偏頗(ひいきへんば)

贔屓偏頗(ひいきへんば)の意味は、「片方の人に肩入れや援助をする」こと。

「偏頗(へんば)」には、「人の感情および偏りから出るさま」といった意味があるので、依怙贔屓よりも贔屓の範囲が広いイメージになります。

身内贔屓(みうちびいき)

身内贔屓(みうちびいき)は、「親しい血縁関係にある人や、自分が所属する集団の成員に好意的な態度をとったり、優遇をしたりする」という意味です。

身内という言葉ではありますが、血縁関係だけでなく、自分が所属する集団も含まれます!

まとめ:贔屓(ひいき)の語源・由来がおもしろい!

いかがでしたでしょうか。

今回は、贔屓(ひいき)

  • 意味
  • 語源・由来
  • 同義語・類義語
  • 四字熟語やことわざ

についてご紹介しました!

普段何気なく使っている「贔屓(ひいき)」という言葉ですが、語源・由来は、伝説の生き物からきているなど、おもしろい説があるんですね!

他にもRELAXでは、語源・由来の記事をアップしておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね♡

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