新しい元号が「令和」に決まりました。
お笑い芸人・メイプル超合金のカズレーザーさんの本名が、金子和令(かずのり)ということで発表直後に話題となっていましたね。
天皇の生前退位による初めての改元。
1989年1月8日に始まった平成は、天皇陛下が退位する2019年4月30日をもって幕を閉じ、新天皇が即位する5月1日午前0時から令和元年が始まります。
新しい元号は「令和」であります。
平成31年、4月1日午前11時41分、菅義偉官房長官が記者会見で新元号を発表しました。
その時の「新しい元号は・・・令和であります」というフレーズが子ども達には面白かったようで、何度も真似しています。
「令和」はローマ字表記では「Reiwa」となります。
「令和」を書いたのは?
菅官房長官が掲げた「令和」の文字を書いたのは、書家でもある内閣府人事課の辞令専門職、茂住修身(もずみおさみ)氏(63)です。
辞令専門職というのは。政府内の官記辞令や、組織看板、国民栄誉賞などの賞状の文字を書く仕事。臨時閣議が終了し、菅官房長官が発表するまでのわずか10分ほどの間に、令和の文字を書き上げたといいますから驚きですよね。
驚きといえば、発表当日に元号が決まるということも今回初めて知りました。もう既に元号は決まっているものだと思っていたので。
新元号発表当日の流れ
- 午前 9:30頃・・・有識者懇談会で6つの新元号案を検討
- 午前10:30頃・・・菅官房長官が衆参議院両院の正副議長から意見聴取
- 午前11:00頃・・・全閣僚会議で閣僚から意見聴取
- 午前11:20頃・・・臨時閣議で新元号が決定
- 午前11:41・・・菅官房長官が新元号を発表
慌ただしすぎる・・・
「令和」以外の候補は?
6つの新元号案から選ばれた「令和」ですが、選ばれなかった5つの候補も気になりますよね。
- 英弘(えいこう)
- 久化(きゅうか)
- 広至(こうし)
- 万和(ばんな)
- 万保(ばんぽう)
私は令和が一番好きかな♡
令和の由来は万葉集
新元号「令和」は、日本最古の歌集「万葉集」が出典です。
”初春の令月にして、氣淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き~”
現代訳にすると、時は初春の佳き月で、空気は清く澄みわたり、風は和やかで、梅は鏡の前の美人が粉おしろいで装うように花咲き~となります。
人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められていると、安倍晋三内閣総理大臣が談話を発表しました。
日本の古典(国書)に由来する元号は初めて!
今まではというと、もともと元号は中国から渡ってきたものなので、中国の古典から引用していました。
例えば「平成」は、史記の「内平外成」と書経の「地平天成」に由来し、天地、内外とも平和が達成されるという意味が込められています。
「昭和」は、書経の「百姓昭明・協和萬邦」に由来し、国民の平和と世界の共存・繁栄を願うという意味が込められています。
「令和」は248番目の元号
元号(和暦)は、645年の大化の改新が始まりとされ「大化」が日本で初めての元号です。
一世一元の制(天皇が変わったときに元号を変える)になったのは明治からで「令和」は248番目の元号です。
元号に「令」が使われるのは初めて!
元号に「令」の漢字が使われるのは初めてだそうです。
「令」というと、命令とか法令などを思い浮かべてしまいがちですが、令嬢という熟語にも使われ人を敬うという意味もあります。
また「令」は名付け辞典によると、多くの人に慕われる子にとか、清らかな心を持った子にという願いを込めることができる良い意味の漢字なんですよ。
ラ行で始まる元号はあまりなく、南北朝時代の暦応(りゃくおう)以来なんだそうです。
「和」の字は、古くは708年~715年までの「和銅」から、直近では昭和まで、計19回採用されています。
まとめ
私の娘は「和」の漢字を使った名前で、今まで、なんか昭和っぽいね=古くさいねと言われてきましたが、令和になることで「和」の漢字の人気が復活するかも・・・とワクワクしています。
新しい元号「令和」みなさんはどのような印象でしたか?