何かを決めるときには欠かせないのが「じゃんけん」ですよね。
道具も知識も場所も必要なく、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで誰もが簡単にできるのですから、じゃんけんってスゴイなぁ~と思いませんか?
実は、海外でも「じゃんけん」は存在しているんですよ。
日本と似てる?!海外の「じゃんけん」事情。
日本のじゃんけんは、説明するまでもないですが、グー(岩・石)チョキ(はさみ)パー(紙)ですよね。
海外のじゃんけんでも、基本的に「岩・石」「はさみ」「紙」を直訳して使われていることが多いです。
英語のじゃんけん
今は、幼稚園や小学校でも、英語遊びのひとつとして「じゃんけん」をすることも多いので、知っているという人も多いのではないでしょうか。
英語のじゃんけんは、日本とほぼ一緒。
- グーが「rock」=岩
- パーが「paper」=紙
- チョキが「scissors」=はさみ
「じゃんけんぽん!」にあたるかけ声は・・・
rock,paper,scissors,go!(ロック、ペーパー、シザーズ、ゴー!)や、
rock,paper,scissors,One Two Three!(ロック、ペーパー、シザーズ、ワンツースリー!)が多いです。
日本の「あいこでしょ!」にあたるかけ声は「One Two Three!」だそうです。
最近アメリカでは、rock,paper,scissorsの3手のじゃんけんだけでなく、5手、7手など、ルールを覚えるだけでも大変そうな複雑なじゃんけんも考案されているそうですよ。
中国のじゃんけん
中国のじゃんけんも、日本と似ています。
- チョキが、剪刀(ジェンタオ)=はさみ
- グーが、石头(シートウ)=石
- パーが、布(プー)=布
手の形は日本と同じですが、中国ではパ-は「布」を意味するんですね。
おばあちゃん世代では、日本のパーを風呂敷という人もいますから、違和感はないですよね。
「じゃんけんぽん!」にあたるかけ声は・・・
剪刀石头布!(ジェンタオ・シートウ・プー!)というそうです。
韓国のじゃんけん
韓国のじゃんけんで使用されるのは
- チョキが、가위(カウィ)=はさみ
- グーが、바위(パウィ)=石
- パーが、보(ポ)=布
「はさみ」「石」「布」の組み合わせは中国のじゃんけんと同じですね。
日本のじゃんけんと異なる点は、チョキのときの手の形です。
韓国のチョキは、グーの形から親指と人差し指を立て、ピストルのような形にします。
가위바위보(カウィバウィボ)というかけ声でじゃんけんをします。
マレーシアのじゃんけん
ここからは、日本とだいぶ違うじゃんけんを紹介していきますね。
まず、マレーシアのじゃんけん。
- グーが、ハンマー
- チョキが、鳥のくちばし
- パーが、水
を意味します。
手の形は、グーとパーは日本と同じですが、チョキは手をすぼめてくちばしの形にするそうです。
インドネシアのじゃんけん
インドネシアのじゃんけんは、日本のじゃんけんとは手の形も意味も違うんですよ。
- グーが、ゾウ
- チョキが、人間
- パーが、アリ
を意味します。
手の形は「ゾウ」は日本のグーの形から親指だけを立てる「人間」は日本のグーの形から人差し指だけを立てる「アリ」は日本のグーの形から小指だけを立てます。
面白いのが、ゾウは人には勝つが、アリには負けるという点。
大きい象があんなに小さいアリになぜ負けてしまうのかというと、アリがゾウの耳に入るとかゆくてゾウは成す術がないからだそうですよ。
フランスのじゃんけん
フランスのじゃんけんは、なんと出す手が4手あるそう。
- グーが、石
- チョキが、はさみ
- パーが、葉っぱ
を意味しますが、この3手のほかに「井戸」を表すもう1手が加わります。
井戸を表す手の形は、日本の「ずいずいずっころばし」の手遊びの茶壺のような感じ(グーを緩めたような形)です。
「グー」を緩めると「井戸」になるなら、ズルし放題じゃないですか?!
しかも、グー(石)チョキ(はさみ)パー(葉っぱ)と、井戸の関係はというと・・・
- パーは井戸に勝つ・・・葉っぱは井戸の上を覆ってしまうから
- グーは井戸に負ける・・・石は井戸に落ちちゃうから
- チョキは井戸に負ける・・・はさみは井戸に落ちちゃうから
井戸、強っ!
よく考えると、パーも、井戸と石の2つに勝つことができるので強い。
パーか井戸を出してれば、圧倒的に勝つ可能性アップ!
これでいいのか・・・?
まとめ
「最初はグー!じゃんけんぽん!」と当たり前のようになっているかけ声ですが、「最初はグー」は志村けんさんが、ドリフターズの「8時だよ全員集合!」で使ったのがはじまりなんですよね~。
私は、ドリフターズ世代ですのでよく覚えています(^^)
あの頃は「最初はグー!またまたグー!いかりや長介、頭がパー!正義は勝つ!じゃんけんぽん!」でしたけどね。