エアコンが活躍する季節になりましたね。
エアコンを久しぶりに稼働させたら、なんかにおう・・・ということありますよね。
エアコンの風がにおうのは汚れやカビが原因です。
カビが含まれた空気を吸うことになってしまいますから、シーズン前にエアコンのお手入れをしておきましょう。
エアコンは思っている以上に汚れている
エアコンにカビが発生する理由は「温度」「湿度」そしてカビのエサとなる「ホコリ・汚れ」です。
カビは温度25℃以上、湿度60%以上で発生し、湿度が80%を超えると一気に増殖します。
エアコンを付けると、暑い空気と冷たい空気が混ざり結露が発生しますよね。
水分は排水管を通って外に流れ出る仕組みにはなってはいますが、エアコン内部の湿度は90%に達し、カビが大増殖してしまうのです。
汚れたままのエアコンを運転するとどうなる?
- 病気を発症する可能性がある
- エアコンの効きが悪くなる
- 電気代が増える
- 故障する可能性がある
汚れたままのエアコンを運転すると、内部のカビやほこりがエアコンの風に乗って部屋に漂います。
「咳喘息」「夏型過敏性肺炎」など、エアコン咳の原因になることもあります。
咳喘息も夏型過敏性肺炎も、アレルギーによるものです。
風邪とよく似た症状なので、放置しがちですが、慢性化すると肺の機能が弱ってすぐに息切れするようになったり、肺が萎縮し、ときには呼吸不全を起こしたりすることもあります。
体のためにも、エアコンのためにも、こまめな掃除が大切です。
シーズン前のお手入れ
【フィルター・吹き出し口の掃除】
掃除をする場合は、必ずコンセントを抜きましょう。
フィルターに付いているホコリは、カビの大好物です。
フィルターは、簡単に取り外すことができるので、水洗いしてしっかり乾燥させましょう。
フィルターにホコリが付いたままでエアコンを稼働させると、エアコンの効きが悪くなり、結果、電気代も高く付きますので、こまめに掃除することが大切です。
吹き出し口は、台所用中性洗剤を薄めたもので汚れをふき取ります。
【ファンの掃除】
カビは、ファンにも発生します。
ファンの掃除は、ドラッグストアやホームセンターなどで購入できる「ファンクリーナー」ですることができますが、奥の汚れまで落とすのは難しいです。
奥の奥まで掃除するとなると、エアコンを分解しなくてはなりません。
専門知識と技術、工具も必要となるので、素人では無理です。
クリーニング業者に依頼するのが確実です。
日常的にできる簡単なカビ予防方法
【基本は掃除】
汚れやすいフィルターは、2週間に1度は取り外し、掃除をしましょう。
こまめに行うことで、カビの発生を抑えられます。
【においが気になるときは・・・】
掃除しても、においが気になるときは、まず部屋の窓を開けてから、エアコンを16℃に設定して、1時間ほど運転してみてください。
この方法は、エアコンメーカーも推奨する方法とのことで、Twitterでも話題になっていました。
低い温度で冷房運転すると、エアコンの奥にある熱交換器やドレンパンに付着したにおい成分が結露水に溶けて流されるので、においが改善されるとのこと。
窓を開けるのは、空気中に漂うにおい成分を、室外に排出するためです。
【電源を切るときは・・・】
エアコンの「ドライ」や「冷房」運転中は水分が発生し湿度は90%以上にもなります。
電源を切るときに、エアコン内部を乾燥させることで、カビの増殖を防ぐことができます。
30分~1時間ほど「送風運転」をしてから電源を切る習慣をつけましょう。
【部屋の湿度を下げる】
エアコン内部だけでなく、部屋の湿度自体を下げるのも効果的です。
市販の除湿剤を使用するのもいいと思いますが、最も簡単にできる方法が、窓を開けたり、換気扇を回したりして、こまめに換気することです。
冷房中は、換気を嫌がる人もいますが、窓を開けて風を通すことで、カビの胞子などを外に出すこともできますから、意識して部屋の空気を新鮮なものに入れ替えるようにしましょう。
まとめ
暑くなった時に、いざエアコン付けようとしたらトラブル発生!では困りますよね。
修理に出すにも混雑する時期なので、何日もエアコンなしで過ごす・・・なんてことになるかもしれません。
シーズン前の掃除と、故障チェックは忘れずに行いましょう。