仕事に求めるものは、人によって様々です。
安月給を承知した上で、自分がやりたい仕事に就いている人もいれば、給料の高さを最重要視しているもいますね。
ただ、給料が高くて損をすることはありません。
では、給料が高い仕事にはどのようなものがあるのでしょうか。
弁護士
【弁護士の仕事】
弁護士は、法律の専門家。
さまざまなトラブルに対して、法的なアドバイスを行ったり法的手続きを行う仕事です。
弁護士というと「法廷」のイメージがありますが、実際は裁判になる前に争いを解決することの方が多く、法廷に立たない弁護士も存在します。
また、民事事件を専門に扱っている弁護士、刑事事件を専門に扱っている弁護士、自分の得意分野だけを専門に扱う弁護士も増えてきており、同じ弁護士でも、扱う内容によって年収格差は大きくなります。
【弁護士になるには?】
まず法科大学院で法律を勉強し、最難関の試験といわれている「司法試験」を受けます。
合格後、1年の司法研修を受け、修了試験合格後に、弁護士事務所に就職します。
大学教授
【大学教授の仕事】
主な仕事は、講義や演習を通して学生に専門知識を教えること、自分の専門分野に関する研究を行い学会などで定期的に発表することです。
そのほか、専門家としてメディアなどで情報を発信したり講演活動を行ったりすることもあります。
男女格差が少ない職業の1つではあるものの、大学教授は、男性が圧倒的に多い状況です。
日本には、そもそも女性研究者自体が少ないということもありますが、出産などでキャリアが途切れてしまったり、女性が登用されにくい環境であることも理由のようです。
少子化により定員割れが続いている大学が多いことや、なかなかポストが空かないことから、博士号を取得しても就職先がないということも多く、狭き門といえます。
【大学教授になるためには?】
まず大学を卒業して「学士」を取得し、大学院に進みます。
大学院では「修士号」「博士号」を取得。
大学教員として採用された後は「助手→講師→准教授→教授」とステップアップするのが一般的です。
医療系の仕事
人の健康と命を預かる医療系の仕事は、夜勤をこなすことができれば、女性の仕事の中ではお給料は高めです。
救急医療の分野になると、既婚女性は極端に少ない傾向にあるものの、出産後も職場復帰できる確率が極めて高いのが特徴です。
医師
医師の仕事は、患者の治療や病気の予防、健康診断、検診など医療行為を行うこと。
医師の国家資格を取得する必要があります。
医師免許取得後は、2年間の研修医期間を経て、正式に医師となることができます。
看護師
看護職には「看護師」「保健師」「助産師」「准看護師」があります。
医師とともにチームの一員として、患者さんのケアや、診療の介助をします。
医療の高度化、高齢化により、看護師の需要はますます高まっており、病院に限らず、診療所、訪問看護ステーション、老人ホームなど、様々な場で活躍することができます。
看護師の国家資格を取得する必要があります。
診療放射線技師
医師の指示で、検査や治療のために放射線装置を使用する医療技術者です。
X線のほかにも「CT」「MRI」「超音波」などの高度な画像診断機器を扱います。
養成課程のある大学や短大、専門学校で学び、診療放射線技師国家試験に合格する必要があります。
薬剤師
病院や薬局、ドラッグストアなどで医師から指示された薬剤を調剤して、安全で正しい飲み方を指導します。
そのほか、製薬会社などで新薬などの研究・開発を行ったり、病院に薬剤の情報を提供する医薬情報担当者(MR)、薬の認可を行う厚生労働省での勤務など、活躍の場は幅広いです。
大学の薬学部で6年間の薬剤師養成課程を修了した後、薬剤師国家試験を受け合格する必要があります。
まとめ
女性の仕事で給料が高いのは、弁護士、大学教授、医者など「先生」と呼ばれる職業が多いようです。
お給料が高い仕事は、専門性の高い資格やスキルを必要とするため、様々な難関を突破しなくてはなりませんが、男女格差が少ない職業でもあり、女性でも結婚・出産後も長く仕事を続けられるという特徴があります。