毛穴に詰まった皮脂をエサに、アクネ菌が繁殖することで発生する吹き出物「にきび」。
10代に発症するニキビ「思春期にきび」に対し、20代以降に発症するニキビは「大人にきび」とよばれ、しつこく繰り返すのが特徴。
学生時代は、アゴにニキビができたら「想われニキビだぁ~♪」なんて騒いだものですが、大人になった今では憂鬱でしかありません・・・
大人ニキビの予防方法、ケア方法をまとめました。
「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」の違い
「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」は、年齢によって呼び方を分けているわけではなく、原因やできやすい場所にも違いがあるんです。
【原因】
- 思春期ニキビ・・・過剰な皮脂の分泌・脂性肌
- 大人ニキビ・・・ターンオーバーの乱れ・ホルモンバランスの乱れ
【できやすい場所】
- 思春期ニキビ・・・Tゾーンを中心に顔全体
- 大人ニキビ・・・頬・口周り・アゴ
女性は、生理前になるとニキビができやすくなりますが、生理前に分泌される黄体ホルモンの影響です。
繰り返す大人ニキビの予防策
治ったと思ったらまたできてしまう大人ニキビは、外側からのケアだけでは不十分。根本から治す必要があります。
ターンオーバーの乱れを改善しよう
ターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりのサイクルことで、平均的な周期は28日。
このターンオーバーが乱れると、大人ニキビの原因になるだけではなく、様々な肌トラブルが起こりやすくなります。
肌のターンオーバーの乱れを改善するために、次のようなことに気を付けて生活してみてくださいね。
- 体を温める(湯船に浸かる・運動する・体を温めるものを食べる)
- 紫外線ケアをしっかりする(しっかり塗り直す)
- 睡眠時間をしっかり確保
- 睡眠の質を良くするため、就寝前のスマホやお酒は控える
- ストレスを上手に解消する
- タバコを控える(タバコは血行を悪くします)
- ターンオーバーに深く関係している「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」を積極的に摂取する
洗い残し・すすぎ残しに注意
落としきれなかったメイク汚れは、ニキビを引き起こすアクネ菌のエサになりますから、しっかりとメイクを落としましょう。
背中やフェイスラインのニキビが気になる人は、洗顔料・ボディソープ・シャンプー・コンディショナーなどのすすぎ残しが原因かもしれません。
特に背中は、汗腺も皮脂腺も多いため、もともとニキビができやすく、ケアしづらいこともあって治りにくい厄介な場所。
殺菌作用のある薬用ボディソープで、やさしく洗ってケアしましょう。
ゴシゴシこするのは逆効果。ニキビを悪化させてしまいます。
乾燥に注意
ニキビは過剰な皮脂分泌が原因なのですが、実は乾燥しすぎてもニキビの原因となってしまうんです。
皮膚の水分不足を補おうとして、皮脂分泌が過剰になるからです。
頬やあご・口周りは、汗腺が少ないため乾燥しやすく大人ニキビができやすい場所です。
しっかりと保湿を心がけてくださいね。
質の良い睡眠をとろう
生活習慣の乱れは、ニキビのリスクを高めます。
特に大事なのは睡眠!
肌にもともと備わっている自然治癒力(ターンオーバー)は、どんな予防策よりも効果的なのですが、眠ってから2~3時間後に分泌される「成長ホルモン」でしか行うことができません。
成長ホルモンというと、大人になった今はもう関係ないわ~と思ってしまいますが、成長ホルモンは「細胞の修復」も行っており、ターンオーバーにも欠かせない重要なホルモンです。
そうはいっても、睡眠時間をしっかり確保できないという人も多いですよね。
ただ単に長く眠ればいいというわけではなく、大事なのは「睡眠の質」です。
質の良い睡眠に必要な「メラトニン」を分泌させるためには、体内時計のリセットをすることが大切。
体内時計の簡単なリセット方法は・・・
- 朝起きたときに太陽の光を浴びること
- しっかり朝食を摂ること
睡眠時間を確保できない人は、朝は体内時計をリセットし、夜は40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かり、自分に合った枕を選んで質の良い睡眠を取れるよう心がけてくださいね。
まとめ
今は、大人ニキビに特化したスキンケア用品も豊富に揃っています。
私のオススメは、肌のバリア機能を高めてニキビの根を断つ、オルビスの「クリアシリーズ」です。
リーズナブルなのでお試ししやすいですよ♪