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15分の仮眠の効果がスゴイ!上手に仮眠をとるポイントとは?

昼食後、眠気に襲われ、ついウトウトと居眠りなんてしようものなら、サボリ、怠け者、やる気がない、気合いが足りないなどと言われてしまいますよね。

しかし近年、昼食後の眠気をやり過ごす方法として、短時間の仮眠が推奨され始めています。

現に、午後の休憩や仮眠=シエスタ制度を導入している企業や、学校もあるんですよ。

昼食後に眠くなる理由

お腹がいっぱいになったら眠くなっちゃった・・・なんてよく言いますよね。

確かに、食事をすると覚醒を促す「オレキシン」というホルモンの分泌が抑えられるため、眠くなる傾向にありますが、昼食後の眠気の理由は、これだけではありません。 

昼食後の眠気には「体内時計」が関係しています。

人間に備わっている体内時計には、眠気の周期があり、人間の眠気のピークは、夜中午前2時頃と、午後2時頃の2回あるのです。

昼食後に眠くなるのは、体内時計の働きによる自然な現象だったんですね。

「仮眠」が推奨される理由

少し前まで、怠惰というイメージしかなかった昼寝・仮眠が推奨され始めたのはなぜなのでしょうか。

厚生労働省が「健康づくりのための睡眠指針」で、午後の早い時刻に短い昼寝をすることが、眠気による作業能率の改善に効果的という発表をしたことで、昼寝・仮眠をとった方が良いのだという流れに変わってきたのです。

睡魔と闘っている間というのは、集中力、思考力、作業効率も著しく低下しますから、普段ならしない凡ミスをしてしまう可能性もあります。

午後の眠気に襲われるこのタイミングで少し仮眠をとることは、午後の眠気をやり過ごせるだけでなく、脳が覚醒し、作業効率もアップすることがわかっています。

脳が疲れている状態が続くと、感情のコントロールがききづらくなるので、怒りっぽくなったりイライラしてしまうことが増えますが、仮眠を取ることでこういったことも防ぐことができますね。

上手に仮眠をとるポイント

仮眠をとる時間帯

仮眠は、体内時計によって眠気のピークがくる午後1時~3時までの間にとるのがポイントです。

午後3時以降の仮眠は、夜の睡眠に悪影響を及ぼします。

仮眠の長さ

仮眠の長さは、10~15分程度。

たった15分?と思いますが、意外にも頭がスッキリすると実感できると思いますよ。

長く眠った方が疲れが取れるのでは?と考える人もいると思いますが、仮眠の場合、長く眠るのは逆効果で、かえって頭がぼーっとしてしまうのだそう。

なぜかというと、人の眠りは最初は浅く、次第に深くなり、また浅くなることを繰り返すのですが、20分以上になると体温が下がって深い睡眠に入ってしまうからです。
 
深い睡眠の時に無理に起きると、脳が眠っている状態になってしまい、脳や体が目覚めるのに時間がかかってしまいます。

そのため、深い睡眠に入る前、15分程度が目安とされています。

眠る姿勢

仮眠する時は、ベッドに横にならなくても大丈夫です。

リクライニングチェアやソファがあればGOODですが、椅子の背もたれにもたれかかったり、机に伏せてもOK!

私は、机に伏せて寝るのはヨダレが心配でできませんが(汗)、突っ伏し寝をサポートしてくれる「デスクピロー」といった便利グッズもあるので、試してみてはいかがでしょうか?

机に突っ伏して寝ると、起きた後にゲップが出過ぎて困るという体質の人は、腰まくらやアイマスクなどを利用しての座り寝がいいかなと思います。

耳栓をしたり、首元やベルトを緩める、靴を脱ぐのもリラックスしやすく効果的です。 

起きられるか心配・・・

15分程度の仮眠であれば、眠りが浅いため、携帯のアラームで起きれることがほとんどですが、心配な人は、仮眠前にコーヒーや紅茶、緑茶などを飲みカフェインを摂取しましょう。

「えっ?!起きてから目を覚ますために飲むんじゃないの?」と思うかもしれませんが、 カフェインが吸収され、カフェインの覚醒作用が発揮されるのは、飲んでから10~20分後といわれています。

ちょうど仮眠から起きる頃にカフェインの効果が発揮されるので、目覚めやすくなるのだそうです。

YouTubeには、15分後にアラームが鳴る「仮眠用BGM」なるものもあるので、イヤホンで聴きながら休むのもいいかもしれません。

眠れない・・・

会社や学校ではどうしても眠れないとか、眠りたくないという人もいるでしょう。

実際に眠らなくても、大丈夫です。
目を閉じて視覚からの情報を遮断し、静かにしているだけでも、脳の休息・回復に一定の効果があるといわれています。

まとめ

呑気に仮眠なんか取れる状況にないという人も多いと思いますが、眠気に襲われたときは、少し目を閉じてリラックスするだけでも、脳が回復するそうなので試してみてくださいね。 

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